猫ちゃんはどうして自分の体を舐めまわすの?
猫が自分の体を舐めまわす理由は、大きく分けて以下の3つです。
- 体を清潔に保つため
猫は、犬のように汗腺がほとんどありません。そのため、体を清潔に保つためには、毛づくろいが欠かせません。毛づくろいによって、汚れやホコリ、脱落した毛を取り除き、体を清潔に保っています。また、毛づくろいの際に、舌に付着した唾液によって、皮膚の汚れや菌も落とし、衛生状態を保っています。
- 体温調整を行うため
猫は、汗腺がほとんどないため、発汗による体温調整ができません。そのため、暑い時には、毛づくろいによって毛に唾液をつけて、唾液を気化させることで、体温を下げています。また、寒い時には、毛づくろいによって毛の間に空気の層を作ることで、保温効果を高めています。
- ストレスや不安を解消するため
猫は、ストレスや不安を感じると、毛づくろいをすることがあります。毛づくろいは、猫にとってリラックス効果のある行動です。また、毛づくろいによって、自分のニオイを強くすることで、安心感を得ようとしているとも考えられています。
このほかにも、舐めている部分に痛みや炎症がある場合、舐め続けることで痛みや炎症を和らげようとしていることもあります。また、病気や体調不良によって、毛づくろいの頻度や回数が変化することもあります。
猫が自分の体を舐めまわす頻度や回数は、猫の性格や気分によっても異なります。しかし、一般的に、1日のうち、起きている時間の約3割を毛づくろいに費やしていると言われています。また、猫が毛づくろいを始めたばかりの頃や、長時間毛づくろいを続ける場合は、何かしらの異変のサインである可能性もあります。そのため、普段と様子が違う場合は、注意が必要です。
コメント